初公開 酒井の結婚式
1986.5.28


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うちの旦那様との馴れ初めは「鈴木光明の少女漫画教室」という、当時南青山 で 開かれていた (今考えればいろいろな少女マンガ家を輩出した)スクールでのこと。 私はデビューしたてのマンガ家、ダンナは新米講師という出会い・・・。

私はダンナがものすごいおしゃべりなのにあきれてアウトオブ眼中っつーか・・・ 嫌いでした。 当時は年上にあこがれてたし・・・、 それなのにダンナは一歳下。 もう、しっしって感じ・・・。
それが6年後のちに結婚することになろうとは・・・。
(今でもよくしゃべる人ですが、まあそれもコミュニケーション不足という言葉とは無縁ということで、 まっいーか・・・だね)

とにかくプロポーズしていただいて(場所は渋谷の公園) 式を挙げることになったんですが、当時彼は超貧乏なのに彼の貯金だけでやるというので、 どうやったら安くやれるかと頭をひねり友人に協力してもらってやりました(トータル30万円)。 まず式は教会で(教会なら何人でも参列してもらえるので)披露宴代わりにクラブで会員制のパーティ。 ウェディングドレスは里ちゃん(高口里純)の当時のマネージャーさんが仲良しさんで、 中古の貸衣装のバーゲンというのに連れってくれて、そこで中古のドレスをゲット。 なんと¥5,000円!ベールはその子が作ってくれてブーケとヘッドドレスは魔夜夫妻が プレゼントしてくれて、いやーもう感謝感激。ダンナの燕尾服もどこかの古着屋で買ってきたもので クリーニング代の方が高かった・・・。私のドレスもさすが中古で薄汚れてたのに、 なぜかキレイになってたんで聞いたら 「洗濯機につっこんで洗っちゃったよ。化繊だからその方がきれいになるのよ。」と・・・ ちょっとア然・・・。でも本当に新品みたいになっててびっくり。 ウェディングドレスを洗濯機で洗われた女・・・はあまりいないだろう・・・トホホ。




式の当日は2百名くらい・・・。 同業のマンガ家とか、両家の親類、学生時代の友人・・・などなど。 メイクも里ちゃんのマネージャーさんが、シュウウエムラのメイクスクールを受講したとかで、 プロ並みの腕で 私を化けさせてくれました。 うちの兄貴に言わせると、 私ってメガネを取って 化粧をすると 「松任谷由美」 そっくりなんだそうだ。うう・・・確かに・・・。

ダンナが式の直前までトイレに行ってて姿が見えなかった時、立会人の友人M氏は「絶対に逃げた」と 思ってドキドキしてたそうな・・・。そう思われてたんだ、うちのダンナって・・・汗。

よく考えると5月28日って梅雨のまっただ中だったんだけど晴れました。(夕方の移動の時は 少し降ったんだけど)何かイベントがあるときは必ず晴れるという、私の運のおかげ・・・かな ・・・という事にしておこう。

夕方から 青山のクラブを借り切って パーティしたんだけど、 私は見事に 遅刻し ました。ドレスを振り袖に着替えてたから・・・。参加者全員に「やっぱり酒井は・・・」と 言われ倒し、先についてたダンナには苦い顔されて・・・トホホ。

式の後は新婚旅行代わりに、赤坂プリンスに2泊3日。しかし、私は初夜というのに・・・ 翌日〆切のカラー原稿を、ホテルの部屋でコップを水入れ代わりにして塗っていたのでした。

翌日は編集に原稿を渡したりした後、夜からライブハウスでタテのりして、居酒屋で晩ごはん。 最終日は、はとバスで都内を観光してマイホームに帰って、その3日後には里ちゃんちに 一週間 缶詰めになって「女神の見た夢」(双葉社)を仕上げさせられたのでした・・・ああ・・・。

この結婚式の時のダンナは50kg台のやせっぽちだったのに、この間
「どうしよう・・・もうすぐで80kgの大台に・・・」
と言ってました・・・はぁぁぁ・・・。

ゆきちゃんの証言に続く・・・




どーも、先生より突然のご指名を受けました、ゆきです。
高校卒業直前にアシスタントに採用していただいてから、すでに○十年 いつも大変お世話になっております。

あれは何年前でしょうか・・・。仕事場に北園さんを呼んでみようということになったのは・・・ 仕事が終わりみんなで駅に向かって歩いていた時です。私の前方を先生と北園さんが歩いていたのですが、 その2人を見ているうちにふとある考えが頭をよぎったのです。それは、その時点ではあまりにも 突拍子もなく何故そんなことを思ったのか・・・。でもつい口に出さずにはいられなくなった私は 「あの2人・・・結婚したりして・・・」隣を歩くアシ仲間に言ったのです。

まさか本当に結婚してしまうとは・・・。

当日の結婚式で 先生のウェディングドレス姿を見て、 感激で涙が出そうだった こと・・・ 先生はきっと知らないんだろうな・・・。